排水口から流れていかない要因や原因について
お風呂は浴室の排水が流れなくなってしまうと言う最大の原因は、石鹸カスや髪の毛、皮脂や垢です。普段使っている体や頭を洗う石鹸やシャンプーは、お湯と流れていれば問題ありません。しかし、汚れをそのまま放置しておくと黒ずみやぬめりなどが原因となって髪の毛に石鹸カスが絡みつきダンゴ状態になってしまい排水の流れが極端に悪くなってしまいます。
これらの原因で少しずつ排水口から排水トラップを通り排水管内に流れ込んでしまうと髪の毛などが排水管内で団子状態になってしまって、排水管に付着し排水管の中で徐々に大きな塊になって排水詰まりと発展するメカニズムとなっています。
体をキレイにすることで出てくる皮脂や垢は、1回や2回の入浴で排水トラブルを引き起こす原因とはなりません。しかし、排水管の中に毎日蓄積されるものであるため、排水トラップや排水管などの内側にこびりついてしまいます。また、皮脂や垢は入浴する人数に比例して汚れが蓄積して行くと言う特徴があります。
ワンルームマンションなどの1人世帯と4人家族のお風呂では、皮脂や垢が蓄積されるペースが異なってきます。したがって、家族人数が増えるほど汚れの付着や排水管内に流れ込んでいく汚れが必然的に変わってきますので掃除する頻度が大切なこととなってきます。
そして、排水桝が原因となる排水トラブルを引き起こす可能性もあります。
お風呂場浴室が詰まるその他の原因として排水桝があります。戸建て限定の原因ですが、屋外に設置されている排水桝は、最低年1回の点検や清掃を目的として設置されています。排水桝は家庭から排出される排水経路にあたり通り道でありますので、台所のシンクからの油汚れや風呂から流れた髪の毛などが必然的に流れてきます。これらが融合して排水配管内で髪の毛に油がちっちゃくして塊となり排水経路を狭めていくというようになるからです。
その他様々な要因によって、だんだんと排水配管の入りに汚れが蓄積していきますので最低年1回の排水桝の点検が必要となる理由となります。
お風呂場だけでなく様々な要因によって排水の流れが段々と悪くなっていきますので特定している部分だけの点検や掃除をすれば大丈夫だと思わなくて全体の把握も必要となってくるというわけです。